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フランスにおける高齢者の生活と老人ホームの考察

.概要
老齢年金受給額
高齢者の所得
男女・年齢別 高齢者の就業率の推移
高齢者の資産・不動産所有率
高齢者世帯の家計における支出項目構成比
高齢者の生活の場
高齢者施設入所者の年齢別性別比率

.医療福祉
高齢者施設別 精神的・身体的障害がある入所者の割合
在宅医療ケア利用者
高齢者の主要死因病名
都市と農村の比較からみた高齢者福祉医療の実態
高齢者の居住地域
都市・農村別 医療福祉施設の実態
居住地域別・生活形態別 80歳以上の高齢者の住まい

Étude sur la vie de foyer de soins des personnes âgées en France

Au vue
Pension de vieillesse
Le revenu despersonnes âgées
Les changements dans le taux d'emploi des hommes âgés et des femmes selon l'âge
Ratio de l'actif de la propriété des personnes âgées propriétaires
Pourcentage des dépenses des ménages pour les ménages de personnes âgées
Lieu de vie des personnes âgées
Sex-ratio par âge des pensionnaires d'accueil

Healthcare
Pourcentage des résidents qui ont un handicap mental ou physiqued'autres installations pour les personnes âgées
Utilisateurs à domicile les soins de santé
Maladie principale cause de décès des personnes âgées
Santé et bien-être de l'état des zones rurales et urbaines personnes âgées par rapport
Personnes âgées des zones résidentielles
Une autre réalité des installations urbaines et rurales médicaux et sociaux
la vie du logement des personnesâgées de plus de 80 ans par région, par type de résidence

第1章.フランスにおける高齢者の実態と終身定期金利用の考察
 
1 高齢者の所得
1960年にはフランス人の平均退職年齢は68歳であったが、現在では大半の人々が60歳になる前に職業活動を停止している。高齢者の就業率は近年大きく減少し、現在では60歳以上の高齢者就業率は、男性は5.6%、女性は3.7%に過ぎない(1998年)。

退職者の生活レベルは1970年代から改善されるようになった。1970年と1990年を比較すると、老齢年金制度が確立したことによって、退職者の平均収入の伸び率は就業者の平均収入のそれより2倍も早い13)。高齢者最低所得保障(minimumvieillesse)14)の給付を受ける高齢者の数も、30年前から減少し続けている。1970年には退職者の20%(220万人)が高齢者最低所得保障を受けていたが、受給者の割合は1998年には9%(100万人弱)となった。この期間には退職者の数が増加しており、しかも支給された高齢者最低所得保障総額は3倍になっているにも係わらずの結果である。将来も高齢者最低所得保障の受給者はさらに減少すると見られている。
 
〔老齢年金受給額〕
フランスには、およそ1,170万人の年金生活者がいると推定されているが(1997年)、正確な年金生活者総数のデータはない。働いていた間に職業を変えたために退職後には複数の金庫から年金が支給されているケースもあるため、各金庫が把握している年金支給者の総数を合計するとだぶりが出てしまうからである。

満額年金受給に必要な年金保険加入期間を満たして年金生活を送っている人の割合は、男性が85%、女性が39%とみられている。満額年金を受給している60歳以上の退職者を対象に行われた労働・連帯省の調査(1997年)では次のような結果になっている。年金支給額は制度によって大きな差があるが、1人当たりの平均年金受給額は1カ月8,418フランであった。しかし男女差が大きく、男性の平均年金受給額(1カ月9,333フラン)は、女性の平均(6,665フラン)より40%ほど高い。付加的な給付の支給額を含めない直接年金受給額(老齢年金保険拠出金をもとにして支給される年金)の平均受給額を見ると、男女差はより大きくなり、男性の平均(1カ月8,877フラン)は女性の平均(5.926フラン)より50%も高くなっている。年金受給額の個人差は、女性の方が男性より大きくなっている。満額年金受給に必要な年金保険加入期間を満たしている女性のうち、10%は直接年金だけで1カ月に13,000フラン以上を受給しているが、10%は1カ月に3,000フラン未満しか受給していない(1997年)。しかし女性の年金生活者にとっては、付加的な給付が合計年金受給額に大きな影響を与えている。付加的な給付には、3人以上の子どもを育てた者に支給される特別手当(3子は10%、それ以上はケースにより5%プラス)、扶養する配偶者がいる者に対する手当、ヘルパーを必要とする要介護高齢者に対する手当、老齢最低所得保障、遺族年金がある。遺族年金は、本来は寡婦を貧しさから救うために生まれたのだが、仕事を持つ女性が多くなった今日でも支給されているため、自分の年金を受けている女性も遺族年金を受給できる。満額年金を受給できる就業期間を満たした女性年金生活者の26.5%は遺族年金を受給しているが、配偶者に先立たれる率が低い男性の受給者の割合は2.8%に過ぎない。
 
図表:男女・年齢別 高齢者の就業率の推移

出所:Insee
 

図表:高齢者の資産・不動産所有率(1986年)

出所:Insee

図表:高齢者世帯の家計における支出項目構成比(1989年)

注:1] 住宅ローン、光熱費など住に関するあらゆる支出
2] 所得税、旅行費、ヘルパー雇用費など
出所:Insee

2 高齢者の生活の場
 
高齢者施設の入所者数は15年ほど前から増加しているが、年齢が高くなるにつれて施設入所者の割合が高くなるとはいえ、相変わらず在宅維持者の方が圧倒的に数が多い(65歳以上高齢者の94%)。

一人で生活している高齢者は多く、1990年の国勢調査では、65歳以上高齢者が一人暮らしである割合は30.5%(男性15.5%、女性40.3%)であった。男性の方が女性より平均寿命が短いために、75-79歳の年齢層では、女性が一人暮らしの割合は47.3%にもなっている(男性は16.7%)。自分の家あるいは近親者の家に住んでいる800万人近い65歳以上の高齢者のうち、100万人余りの人々は、誰かの世話を受けなければ日常生活が送れない人々である(1995年)15)。60万人余りの高齢者が、老人ホーム(62%)、高齢者集合住宅(26%)、長期入院施設(11%)施設などの高齢者施設に入所している(1994年)。高齢者が施設に入所する理由には、一緒に住む家族がいない、孤独感、自宅の生活が不便、不安感などがあるが、最も多い理由は要介護になったことである。高齢者施設の平均滞在期間は2年半で、集合住宅で平均滞在機関が最も長く(平均5年)なっている(1994年)。

施設に入る年齢は20年前から高くなっており、現在では入所時の平均年齢は、男性が79歳、女性が84歳となっている(1998年)。高齢者施設に入所している65歳以上の高齢者の割合は6.5%であるが、男性(3.8%)より女性(8.3%)の方が率が高い(1994年)。85歳以上の高齢者が施設へ入所する確率は、男性では17%であるが、女性では29%である。これは配偶者を先に失うケースが男性より女性の方が多いこと、第四世代になった時には、子どもも高齢になっているために世話をしてもらえないことが原因であろう。
 施設に入所している高齢者、および医療ケアを受けながら在宅を維持している高齢者の年齢をみると、半数以上が85歳以上となっている(平均年齢は83歳)。また女性が多いことも特徴となっている。在宅維持者で医療ケアを受けている人の70%、高齢者施設入所者の75%は女性である。90歳以上では、この割合は、それぞれ80%と85%になる(1994年)。

図表:高齢者施設入所者の年齢別性別比率(1994年)

注:フランス全土 出所:Sesi 

図表:高齢者施設別 精神的・身体的障害がある入所者の割合(1994年)

出所:Sesi
 
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